「やりたいこをやる」の本当の意味。何もしない、引きこもる、も立派な「やりたいこと」

私は「やりたいことは何でもやれば良い」といつも言うのですが、それを

「何か行動しないと!」、「何か目標立てないと!!」、「アクディブにならないと!!!」と捉える人が多いじゃないかなと思うんです。

もし何か具体的な目標や、やりたいことがあるのであれば、迷わずそれに向かってガンガン進んで行けば良いじゃん!となるのですが、

「何だかモヤモヤして目標もやりたいこともわからない」、「ちょっとガンガンやっていける元気が今はない」

って状況の人もたくさんいると思うんですよ。

そういう状況下の人が上記のような捉え方をしてしまうと、「何か!行動!!しないとぉぉ!!!」って焦ったり、「私にはやりたいことが何もない、、、」、「私には頑張れる気力もない、、、」って落ち込んだり、自分で自分を苦しめてしまっているケースってすごく多いように思う。

そんなときは「やりたいこと」の定義を一度見直しみるのが良い。

と、偉そうに言ってますが、まさに自分がそれでしたw

「やりたいことは全部やる」精神で、常に「頑張らないと!」、「何か行動しないと!」って常に自分を奮い立たせて、カレンダーはいつも予定でいっぱいで(次夜予定が空いてるのは1ヶ月先とかw)。睡眠時間はいつも5時間くらいで。平日も週末も家にはほとんどいなくて。資格とか取りまくってみて。

正直、相当意識高い系wだったなと思います。

今振り返ると、相当無理してたなーって。

 

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そんな私もついにガス欠を起こし、体調を崩して、ここ最近半年くらい引きこもりになっていました。

仕事を辞めて、昼過ぎに起きて、夕方までゴロゴロして、シャワーして、適当に食べて、家のことちょっとやって、明け方近くに寝る みたいな生活をしばらくしてました。

あまりにもこれまでの自分からかけ離れてしまったせいで、引きこもり始めた当初は動揺したし、「稼いでない罪悪感」とか、「何もしてない罪悪感」とか、「自分の存在の無価値観」とか、「社会的に孤立した自分という存在」に押し潰れそうになり、更にそのネガティブ感情のせいで自信をなくす という負のスパイラルに陥っていました。

「何もしたくない」も立派な「やりたいこと」

多分、自分の本音はずっと「何もしたくない」が、自分が「やりたいこと」だった。それなのに、毎日を無理に忙しくすることで、自分と向き合うことを避けていたんだと思うんです。その心の声を無視し続け無理をした結果、体調を崩してしまった。

「やりたいこと」って、「何もしないこと」、「休むこと」、「のんびりすること」、「リラックスして自分と向き合うこと」、そういうことも含まれる。それが「やりたいこと」なのであれば、立派な「行動」だと思うんです。

今となれば、あの時の「何もしないをする」期間も不可欠だったんだと実感しています。

あの時、嫌というほど自分と向き合って、自分の心の声を聞いて、自分を労ったからこそ今見えるものが山ほどあります。

「何もしてない自分」を責める必要なんてない

きっとこれを読んでる人は、「何もしてない自分」が嫌いだったり罪悪感を感じている人もいると思う。
けど、それも人生で絶対必要な時間だと断言できる。

そもそも、この「のんびりすることへの罪悪感」って、本当に日本特有のものだと思うんですよね。「世間様(笑)」が創り上げた思い込み。

「世間様(笑)」については、こちら↓

dowhatyoulove.hatenablog.com

「苦労の先にこそ幸せがある」とか「サボることは大罪」とか「楽するとバチが当たる」とか。しかもこの考え方、骨の髄まで染みついてる人が多いはず。

なんか本当ドMだなぁとw

 

人間、常に目標に向かって頑張ったりアクティブに行動できるわけではないです。(常にそんな状態だったらガス欠で死亡するw)
波があって当然だと思うんですよ。

その波に身を任せて乗る。
バイオリズムが下がってるときは抗わず、責めず、俯瞰してそんな自分を眺める。

そもそも「モヤモヤさん」に心が侵されてるときって、自分の心の声すら聞こえず、やりたいこともわからない、どんな行動をして良いかすらわからない状態だと思うんです。そんな状況で無理に何かしても、デフレスパイラル(使い方間違ってる)に陥るだけ。

私も自分を責めちゃう癖があるのでなかなか「自分を責めなくて良いんだ」なんて心から思えないのもすごくわかるけど、少しでも心が楽になるきっかけになれば良いなと思う。

そして「あ、頑張れそうだな」っていう力が湧いてきたらまたどんどん行動していけば良い。

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