旅は生き辛さからの解放を手助けしてくれる
「好きなことは何か?」と聞かれたら、「旅」以外の選択肢が全く思い浮かばないほど旅が好き。旅をしているときが一番輝いてます。 旅が生き甲斐です。
これまで旅した国は、短期で滞在した国も含めると、50ヶ国くらい。
きれいなビーチで一日中ビールを飲みながらゴロゴロしたり、キレイな景色を見たり、おいしい現地料理を食べたり、歴史的建造物を見に行ったり、、、人によって「旅最高!」の基準は異なると思うのですが、私にとって一番の旅の醍醐味はやっぱり
人との出会い。
と言うとすごく薄っぺらく聞こえますがw、人との出会いによって、自分の価値観の幅、選択肢の幅が広がることが好きなんです。
旅人という愛すべき変人たち
旅をしていると現地人から旅人まで、本当にいろんな人に出会います。
(しかもこれまで会ったこともないような変人との遭遇率の高さが異常w)
出会った人たちと話をすると、自分の「常識」からかけ離れた、意味不明な生き方をしてる人が世界には多く存在しているのだと気付きます。
例えば
・ロンドンの金融企業で働いてたけど、都会に疲れてタイの秘境でダイビングインストラクターをしてる南アフリカ人
・イタリアの冬が寒いので、冬の間はインドネシアの島にあるゲストハウスで受付をやっているイタリア人
・旅の途中にバリに魅了されたので、とりあえずバリに住んでみて結局自分で不動産関連の会社を立ち上げたフランス人
・旅をしながら世界中のゲストハウスに住みオンラインで翻訳の仕事をしながら暮らしているスペイン人
・半年自国で働いてはお金を貯めて半年旅をする生活をしているドイツ人
上記の例は、自分が旅の間に出会った人のほんの一握り。
欧米人の自由な生き方には学ぶところが多くある
特に欧米人の人生の自由度は本当にすごい。これまで東南アジアにあるマイナーなビーチや島にも結構な数行きましたが、そこにはほぼ100%欧米人がいるんです。
しかも大量に。
しかもそこで飲食店、ダイビングショップ、雑貨屋なんかを経営したりしてるんです。
バリのチャングやタイのチェンマイ等の、特にヒップスターと呼ばれる流行に敏感な欧米人が多い場所では、「意識高い系欧米人」が大好きな「オーガニック」、「ベジタリアン」、「ビーガン」、「グルテンフリー」等々のコンセプトなんかも勝手に現地に定着させちゃってます。
私はそれを欧米による植民地化、欧米化と呼んでいますw(もちろんジョーク)
欧米人を崇拝してるわけではないですが、本当に彼らは「人生の楽しみ方」を知ってるよなーと心から感心します。
・ヨーロッパの冬は寒いから東南アジアの南国で過ごす
・旅をしている途中に好きな国を見つけたからその国に住むことに決めた
・現地で仕事が見つかるかわからないけど、とりあえず来てみた
本当に子どもみたいに「やりたいと思ったから行動しただけ」という人が多いんです。
そういう人たちと話してると、私は一体何を難しく考えてるんだろう?自分を縛ってるのは、自分自身なのかもしれない。と思い知らされます。
自由に生きる旅人に出会うことで、自分の常識をぶち壊すことができる
生きづらさを感じている私たちを苦しめてる感情って、きっと「八方塞がり」という感情だと思うんです。
社会の敷かれたレールから降りて仕事を辞めたらもう先がないとか、就職先がなかなか決まらないからもう人生オワタとか、給料が全然上がらなくてしんどいとか、ブラック企業に勤めてて体壊しそうだけど他の選択肢がない
とか。
そういう、「自分には選択肢が現状の他に何もない」、という「八方塞がり」感から来ると思うんです。
しかし、こうやって人生楽しそうに暮らしてる人を見ると、「え、こんな生き方してても生きていけるんだ」と、スッと力が抜ける。
一つしか選択肢がないように見えるけども、物事を見る角度を変えてみたり、自分が知らない世界を知ることで、選択肢がいくらでも広がる可能性がある。
「欧米人みたいに自由に生きよう!」ということが言いたいのではないです。
旅じゃなくても良い。今生きづらさを感じている人は、一歩違う世界に踏み出してみることで自分の中の常識を壊していくことができると思うんです。
まずは、そういう世界があることを知ろうとすること。
思考停止して「自分には無理だ」と諦めるんじゃなくて、自分が生きやすくなる場所を探し続ける。
新卒で入った会社を辞めることに1年以上死ぬほど迷っていた私。そんな私も、旅をすることでいろんな意味で世界の広さを知った。
そしてどこかの社会に馴染めなくても、世界のどこかにはありのままの自分を受け入れてくれる場所があることを知った。
これからもまだまだ旅を続けてもっと自分の「常識」をぶち壊していきたいと思う。
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